top of page

C00RDINATION

運動神経=コーディネーション能力

 

コーディネーション能力は、状況を目や耳など五感で察知し、それを頭で判断し具体的に筋 肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力です。 スポーツなどで「あの人は身のこなしがうまい」「状況判断がいい」「ボールさばきがうまい」といった表現や、子どもたちにおいては「バランスを取るのがうまい」「リズム感がある」などと表現されることがありますが、このような動きに隠されているのが『コーディネーション能力』になります。よって 、コーディネーション能力を高めることが、運動神経を高めていくことになるのです。

コーディネーショントレーニングとは

神経系にアプローチしたトレーニングを行い、神経回路の伝達を早くしていく ためのトレーニング方法です。脳を活性化させ、自分の身体をイメージ通りに動かせるようにしていく目的 で行います。 目的に合わせたコーディネーショントレーニングを行うことで、7つの要素の中 から狙った能力を身につけることができます。

コーディネーション能力 (Coordination)  7つの要素

リズム能力

目や耳からの情報を動きによって表現することを可能にする(マネッコ能力)。イメージとして持っている動きのリ ズムの現実化を可能にし、あらゆるスポーツにおいて上達の欠かすことのできない基礎となります。

バランス能力

空中や動いている時に全身のバランスを保つことや、崩れた体制を素早く立て直すことを可能にし、あらゆる運 動の基礎をなす前提条件です。

連結能力

関節や筋肉の動きをタイミングよく無駄なく同調させることを可能にし、力加減やスピード調整によって動きをスム ーズにする能力です。連動させることもバラバラに動かすことも含みます。

反応能力

合図を素早く察知し、適時に適切な速度によって、合図に対する正確な対応動作を可能にします。合図には 、聴覚、触覚、視覚、筋感覚などを含みます。

変換能力

急に状況が変わり違う動きをしなくてはならなくなった時、条件にあった動作の素早い切り替えを可能にし、フェイ ント動作や、予測して先取りする力でもあります。ステレオタイプ化を防ぐためにも大切な能力になります。

定位能力

動きの変化を調節することを可能にします(空間把握能力)。将来アクロバティックな技術系や状況対応が 求められる球技系の種目を目指すには欠かせない能力です。※スノーボードでの空中技、ボールとの距離感、 空間での自分のポディション

識別能力

手や足、頭部の動きを微調整する際の視覚との関係を高め、ボールやハンドルなどの道具操作を精密に行うこ と可能にします。※ループシュート、テニスのコントロール、球種の微調整、縄跳びなど

bottom of page